午前中は激しい雨が降っている音がしていた。その音をおかずに寝た。 この部屋の壁紙がこんなにごつごつしたものだとは知らなかった。 雨の日に蜘蛛がよくいるから、きっと避難してきてるのだろう。 蜘蛛にも過ごしにくかった７月が今日でおしまい。 ＊＊＊…

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 伝統的な知覚理論は一貫して「形」の論理で知覚を説明してきた。しかし「動き」が情報となるということは、「形」にではなく「変形」に意味があることを示している。知覚研究が基礎としてきた「形」とは幾何学の単位である。なぜ知覚研…

風の強い一日だった。代官山でだし巻き卵御膳をごちそうになった。そのあとNHKで少しだけ仕事。 帰り道に早稲田に寄って、胃炎の人と話す。数日の絶食後の、食べ初めの夕飯がこれからはじまるとのこと。 実家に帰ると鉢植えから出た樹液のせいで蟻が行列を作…

不機嫌そうなのは彼らが地味に縄張りを争ってるからで、僕のせいじゃないです

人の大学院見学に付き添って日吉へ遠足。 それから国会図書館で仕事の調べもの＆少しうたた寝。昼寝ではなかったし、悲しみも途切れない。 喉を出る前の言葉が乾燥機のなかのように回っている感じがする。たくさんの解釈が口に出ないまま乾いていく。ただの…

夏は夜明け ４：２４（もう起きてる／まだ起きてる） そして願わくば悲しみのない昼寝、どっか涼しい場所で。

ずっと水分ばっかり摂っている。

今日の読書から長い引用。川口有美子さんとECDからたどり着いた小泉義之の著書。 一昨日のカール・ポパーと響き合ってると勝手に思った（ポパーの念頭にあったのはマルクス主義的歴史観だけど）。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 総じてモデル化とは、現実の事象が起…

青山団地

がすごく良かったです。ECD働き者。興味があればアンテナから

今日も読んでた『現代思想入門』は、カール・ポパーの項だった。 「現代リベラリズム」の章の中で、彼だけに興味を持った。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 「人間の歴史の経過は、人間の知識が成長することによって、はなはだしく影響を受ける」 「合理的もしくは科…

さあ目の前で開いて見せて 淋しげなトカゲをいじって うれしそうな音が聞こえるね 「脈脈」ほら 「脈脈」とほら 白い肌 青く浮く血管 赤くなって腫れあがったハイウェイ 「真実なんてロープじゃ縛れない 痛みが好き ウソつかないの」 おかしい娘 おかしい娘 …

横切る自転車のベルや遠ざかっていく自動車のエンジン音や、空き缶が地面に落ちる音。 そしてその合間にも自分の足音はまばらなリズムでその人の耳と体に響いた。 幾度も適当に角を曲がったり信号を渡ったりした後で、その人はメープルシロップの匂いを嗅い…

『現代思想入門』（仲正昌樹・清家竜介・藤本一勇・北田暁大・毛利嘉孝、PHP）を読んでいる。 「フランクフルト学派」って何だろう？ って学生以来ずっと思っていたので、 現代思想のガイドマップが「フランクフルト学派」から始まっている＆早稲田のとき藤…

「そろそろ夏なんじゃね？」とエルヴィス。

選挙の日

昨夜の是枝さん社内講演会 「ナレーション論」 １、説明 ２、解釈 ３、拡張（時間・空間的拡張）＝そこに写っていないものを呼び起こす ＊＊＊＊＊ シナリオ上のセリフ直しの作業 １、主語をできる限り無くす ２、「あれ」「それ」「これ」で置き換えられる…

悲しい気持ちのときも、写真くらいなら撮ることができる。 カメラは自分の眼ではないから。力もほとんど要らない。

この季節の夜明け 4:30-5:00 お豆腐屋さん

湿度が下がって気持ちいい晴天の日。 「聖なる酔っぱらいの伝説」（白水uブックス）を読み終わる。 ヨーゼフ・ロートはやっぱりすごい作家だ！ カフカより好きかも。

日付がかわって七夕。朝方まで眠れなくて、しかたなくDVDで 「サイドウェイ」「ウーマン・ラブ・ウーマン（原題 If These Walls Could Talk 2）」を観る。 「サイドウェイ」はワインを飲みまくってて良かった。佳作、だけどカットのつなぎがちょっと古い気が…

原美術館へウィリアム・エグルストン展を見に行った。 いつ夕立がくるかと待ち構えていたけど、雨は降らなかった。 エグルストン展は、とても良かった。この写真もいいし、あれもいいし、それもいいって感じだった。 いま振り返ると、パリと京都で撮った近作…

実家の椅子 激しい夕立が２時間くらい続いた。 実家に洗濯しに帰っていたので、止むまで帰れなかった。 やっと帰宅すると大きいゴキブリが部屋にいて絶句した。黒々とした立派な成虫だった。 １年弱住んでいるけど、一度もゴキブリを見なかったから完全に油…

座られてない座席は光っている