6日
原美術館へウィリアム・エグルストン展を見に行った。
いつ夕立がくるかと待ち構えていたけど、雨は降らなかった。
エグルストン展は、とても良かった。この写真もいいし、あれもいいし、それもいいって感じだった。
いま振り返ると、パリと京都で撮った近作は、今のエグルストンにとって写真を撮ることが、
「いかに対象に触れ、そこから直接快楽を引き出すか」という試行の連続だということを語っている。
それらの写真を見た後だと、2Fに少しだけ展示されている「エグルストンズ ガイド」のかの有名な写真たちは、
少し構えてるというか大仰で映画的に見えた。でもそれもエグルストンで、かっこいい写真には違いなかった。
いまの自分は、「いかに対象に触れ、そこから直接快楽を引き出すか」という姿勢を全面的に支持したいから
この個展に満足した。
帰りに二つめの本棚を買った。