7日



 日付がかわって七夕。朝方まで眠れなくて、しかたなくDVDで
 「サイドウェイ」「ウーマン・ラブ・ウーマン(原題 If These Walls Could Talk 2)」を観る。
 「サイドウェイ」はワインを飲みまくってて良かった。佳作、だけどカットのつなぎがちょっと古い気がした。
 「ウーマン・ラブ・ウーマン」は、ミシェル・ウィリアムズで検索して借りた。
 全然借りたくないパッケージだったけど、日本の配給会社は頭が悪いんじゃないかって
 だんだん気づいてきたので、あらすじや宣伝文句などに構わず借りたら、やっぱり良作だった。
 日本版の予告編でもあらすじでも全然触れられていないけど(「シャロン・ストーン脱ぐ」というだけ、そしてひどい邦題)、
 これはアメリカのレズビアンカップルが1961年・1972年・2000年の3つの時代を
 どう生きたかというオムニバス映画で、それぞれの時代特有の問題が彼女たちを悩ませる。
 1961年は圧倒的な無理解と黙殺(「サイドウェイ」のポール・ジアマッティがさっぱりした感じで出てきてびっくりした)、
 1972年はウーマンリブの限界、2000年は人工授精技術。
 ミシェル・ウィリアムズは1972年、ウーマンリブの闘士で、(おそらく今で言う性同一性障害の)クロエ・セヴィニー
 恋に落ちる。男装したクロエ・セヴィニーがかっこいい。
 エミリー・ワトソン以来、この人最高だっていう女優がいなかったけど、今は断然ミシェル・ウィリアムズだと分かった。
 学生のとき観た「ランド・オブ・プレンティ」ですごい可愛いと思ってたけど、
 最近観た「ブロークバック・マウンテン」でちゃんと名前を覚えた。
 「脳内ニューヨーク」にもちょっとバカな女優役で出てるし、この人の出る映画はすばらしいものが多い。
 ヒース・レジャーと婚約し、子どもを生み、婚約解消したあとヒース・レジャーが亡くなった。
 ミシェルの父親は有名な投資家のラリー・ウィリアムズで、ミシェル自身、
 17歳のときに投資コンペで11万ドル(約1000万円)を獲得したらしい。



 日中は本棚が届き、ずっと部屋の掃除。