苦手な部屋の掃除していて、自分が捨てられないのは、モノというより、書かれた言葉だと気付いた。自分の小さなメモ書きや、観た演劇公演のパンフに載っていた言葉、なにかの集会で配られた紙に印刷された言葉、友人や親族から送られてきた葉書に書かれた言葉などを、とても整理できないし、かといって埃まみれにしてほっておくといつまでも部屋が片付かない。本には本棚があるけど、そうした、渡された「小さな言葉」のために与えられた場所が部屋にはない。スクラップブックを作るべきかとも考えたけど、そんな習慣はないし。だから掃除の一環として、ここに書き写すことにした。前は読んだ本の引用も載せてたけど、最近はスナップ写真しか載せてない。ところでsnapには、パチッ[パタッ、ピシャ、ピシッ]といわせること、ポキンと折れること、ブッツリ切れること、パチンと割れること、パチンと閉まる音、食いつくこと、(すばやく)ひったくること、ひっつかむこと等の意味がある。